米林監督とスタジオジブリのスタッフがスタジオポノックに独立した最初の映画である、『メアリと魔女の花』を子供と一緒に観に行きました。
わりかし地方のイオンシネマでしたが、席はほぼ埋まっていて満員でした。
ネットで評判は見ていたのですが、ネットの評判で判断するより、自分の目で確認しに行った方が良いですね。
少なくとも私は観に行って良かったと思っています。
前半はまったりで眠くなりましたが(ドラクエ寝不足もある…)、途中からテンポよく面白くなっていきました!
大人も子供と楽しめるアニメは、やはり宮崎監督を継いだ米林監督とスタジオポノックしかいないと思っています。
逆に宮崎監督系統の映画が将来無くなる事の方が勿体無い。
私達が子供の頃は、そういう意味ですごく恵まれていましたよね。
世界名作劇場はあったし、宮崎監督の映画も全盛期でした。
でも、世界名作劇場は終了してしまったし、宮崎監督が引退して、今の子供はちょっとかわいそう。
米林監督にはこれからも頑張って欲しいと思いました。未来の子供達の為に…。
そういう意味で、米林監督とジブリから移動したポノックのアニメーター達を潰してはいけない感がしました。
観客が監督やアニメーター達を育てるという意味で、観に行くというのはアリだと思いました。
クラウドファンディングじゃないけど、観に行くことで、投資するんです。
最初から天才肌発揮して有名になるのもありだけど、米林監督のように努力型の人がいても良いんじゃない?って思います。
ただ、努力型の人は努力が実る前に潰れてしまう可能性もあるから、本当に頑張って欲しいです。
そうして数十年後、米林監督には宮崎監督のように世界で戦える監督になって欲しい。
その反面、宮崎監督に拘らず、自分の世界観を投影して欲しいなとも思います。
あまり宮崎監督に縛られると、自分の作りたい映画を見失ってしまい、米林監督の良さが失われる可能性もあるので。
最後のエンドロールに、感謝として…
高畑監督、宮崎監督、鈴木プロデューサーの名前が出ていて、愛を感じました〜〜!
独立した彼らが、自分達でこれから作っていくわけだけど、ジブリ系統を残すのは彼らしかいないと思う。
一時期庵野監督が後継者とか言われていたけれど、やっぱり米林監督にこれからも頑張って欲しいと思えた作品でした。
子供の様子
所々、大人でもくすり笑える場面で、声出したバカ笑いしてました💦直ぐ口を押さえましたが💦
子供は楽しめたようです。
やっぱり観ていて、子供でも分かりやすいですしね。
所々ポニョを彷彿とさせる場面もありました。
やっぱり手描きは良い
手描きは観ていて凄いなって思いました。
下記のリンク先のように【メアリと魔女の花】は複数の会社が協力して手がけているので、是非リンク先の対談を読んでもらいたいです。
「手描きアニメは廃れていくが残していきたい」庵野秀明・川上量生・西村義明が鼎談『メアリと魔女の花』の背景美術に込めた想いを語る
これから少子化でなり手も少なくなっていく中で、危機感持って、複数の会社が協力していくのは大事ですね。
先人が残して来たものを、後世に遺していきたいという想いが感じられた対談で良かったです。
エヴァファンでもあるので、庵野監督がこういう風に取り組んでくれると嬉しいです。