幼稚園の年長からずっとひらがなの練習を教えてきましたが、ようやく最近その努力が実って、飛躍的に上手に字が書けるようになりました。
教える側としても、最初は字の書き方を唸りながら教えていました。
子供が私が教えてきた上手に書く字ののコツを吸収し、良い字を書くようになりました。
高校から書道専門、書道の教員免許を持つ私
高校からずっと書道専門でしたが、プロになる自信はなく、書道で食べていけるかと言ったら、教員で安定した収入で教えながら書道活動する以外は厳しい世界だと思っていました。
大学在学中に、やりたい事が別に逸れてしまった為、教員の道には進まず、IT系に進むことにしました。
ずっと教師になりたいと思って、塾講師などもして、中学国語、高校国語、高校書道、学校図書館司書教諭、学芸員と資格も取りましたが、あっさり方向転換したのは、就職超氷河期で5年以上臨時教員か非常勤講師をやりながら何年も教員試験を受けることに将来を見出せなくなったからです。
結局、書道もITも技術がモノを言う世界なのは同じでしたが、決定的に違うのは、IT技術で稼ぐ事ができるということでした。
就職してから書道と離れていますが、子供ができた事で、その能力を活かすチャンスが巡ってきました。
自分で子供に字の書き方を教えられるし、プログラムも教えることができます。
幼稚園から字の練習を始めた内容
ひたすらお手本を書き、なぞらせ、自分で書くと言う事をさせました。
幼稚園から始めて、おそらくノート4冊分くらいは練習していると思います。
最初は落書きもしていたので、かなりもったいない使い方をしていましたが💧
教える要点としては、
- お手本と自分の字がどう違うのか
- マスの点線をよく見させて、線がどの部分から入り、どの部分を通って、どこで終わるのか。
- 空間制御
- 横線は必ず右肩上がりになる
- 書き順の徹底
- トメ、ハネの徹底
最初は出来なくても良いんです。
常に意識して書かせることが大事なので、毎回口酸っぱく言ってました。
最近は自分で書き終わった時に瞬時に良い字か悪い字かを見極め、どうすれば良い字になるかが分かってきています。
自分の書いた字がきれいか汚いか判断できるように
これが一番成長したなと思います。
親から見ても、うーんと思うような字で書き直させるべきか悩む所を、すかさず子供が消しゴムで消して書き直すということをしています。
前までは、書き直しと言うと、直ぐにヘソ曲げたりするので、その匙加減が難しかったんですよね。
子供自身がよく書けたと思っても、親が書き直しさせると、良い字を書く自信がなくなるからです。
最近は、私がよく書けてると思っても、子供が書いた字を気に入らずに消してしまうパターンが増えてきました。
そして、どう書き直せばきれいに書けるかが分かってきています。
これが自分でできるようになれば、お手本見れば自然に上達してきます。
あとはカタカナとアルファベット、数字と漢字です。
福岡は硬筆コンクールがない!
実は幼稚園から字をきれいに書くように指導してきたのには理由があります。
小学校に入学したら、硬筆コンクールがあるだろうということを見越して教えていました。
ですが、福岡ではそういう硬筆コンクールが一切ない!
埼玉ではかなり小学校の時から県が熱心にやっていたため、自宅付近の書き方教室や習字教室はかなりの数がありました。
皆、小さい頃から字を習い、小学校低学年は硬筆コンクール、小学校半ばから書き初めが始まり、硬筆コンクールと書き初めコンクールがあります。
しかし、今住んでいる周辺には書き方や習字教室がほとんどありません。
ビックリです。
地域によって温度差があることを痛感しました。
小学校の成績でも字が良く書けていると褒められましたが、埼玉では私の小さい頃の時代から字をきれいに書かせることが当たり前だったので、環境格差も痛感しました。
これからもコツコツ練習させて、ある程度身に付いたら次は習字に移行していきたいと思います。