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初期胎児ドック【診断編】

出生前診断をするべきか。

妊娠したら喜びだけでなく、前回の稽留流産と、染色体異常が頭の中にあって、常に不安との戦いでした。

不妊治療は妊娠したら終わりではないし、妊娠したら次の壁が待っています。

年齢的にやはり出生前診断は考えておかなければならないだろうという事で、色々調べた結果、初期胎児ドックという存在を知りました。

目次

初期胎児ドックという選択肢

出生前診断を調べていると、クワトロ・血清マーカーとか出生前診断の前に検査をして、その検査結果から絨毛染色体検査や羊水検査の確定診断を行うという事がわかりました。

ですが、その血液検査の前に、初期胎児ドックという検査があることを知りました。

初期胎児ドックと血清マーカーを合わせて、95%くらいまで精度が上がるというもの。

初期胎児ドックはMedicine Foundation (FMF)という資格を取得しないと行えず、日本では現在175名程の有資格者がいます。

福岡で唯一初期胎児ドックができる病院が古賀文敏ウイメンズクリニックです。

ここには初期胎児ドックの診断ができる古賀剛先生がいらっしゃいます。

早速予約して受けてきました。

主治医に紹介状を書いてもらう

いつも通っているレディースクリニックの主治医の紹介状を書いてもらいました。

通ってるレディースクリニックは出産は行なっていないので、ある週数になると出産の為にバースクリニックに転院する妊婦さんが多いんです。

その為、主治医は古賀先生がバースクリニックにいた時から顔見知りでした。

紹介状なしでも予約できるので、出産日が確定したら直ぐに予約しましょう。

当日の流れ

予約した日時に向かい、受付に母子手帳の健康保険証を預けます。

ナンバー札を受け取って、体温計と問診票を渡されます。

受付に問診票を渡して、呼ばれるまで待ちます。

問診票を元に看護士さんがカウンセリングします。

時間は大体15分〜20分くらいでしょうか。

そこで質問や不安な事があったら伝えると、先生に伝えてくれて話が早くなります。

我が家の場合は、転勤を控えているので、

結果次第でもし確定診断する事になったらどうすれば良いか?

絨毛染色体検査をする事になったとして、結果が3週間後となる為、引っ越した後で居ない状態になる

血清マーカーは年齢的に跳ね上がるので初期胎児ドックの診断だけで確定診断する事は可能なのか?

を聞きました。

事前に必要な相談を纏めて、看護士さんに相談しておくと、先生との相談もスムーズになります。

その後、診察という流れになります。

初期胎児ドックを受けて

予約時間から1時間後くらいに診察が始まりました。動画の時間が15分くらいでしたから、先生のお話と合わせて大体30分くらいです。

全く問題ないと言われました。

鼻骨もしっかりしていて、きれいな顔をしているし、NTも1.3mmとかなり薄い。心臓の弁の逆流なども異常なし。

すべての項目で異常なし!

手の指もしっかり5本見えました。

先生が手の指を見ようとした時、手をパッと開いて感動!

途中から赤ちゃんが目覚めて、めちゃくちゃ動いてて、先生困ってました💧

初期胎児ドックは夫婦で来よう

旦那は今回の妊娠で初めてエコーを見たのですが、動き回る赤ちゃんに感動してました。

初期胎児ドックは夫婦で来た方が良いです。

何より旦那がいると安心だし、感動を一緒に味わえる。

万が一の事が起きても支えてくれるし、やっぱり1人で聞くのと2人で聞くのとでは全然違います。

普段の妊婦健診は1人で何かあったら…と不安いっぱいです。

前回繋留流産で心拍が止まっている時も1人で聞きましたが、どうやって帰ったか分からないくらいショックでした。

こういう時、2人で聞いた方が良かったなと思いました。

リスク確率

年齢的なリスクは、

  • 21トリソミー→1:75
  • 18トリソミー→1:171
  • 13トリソミー→1:538

でした。

初期胎児ドックの検査結果を反映させると、

  • 21トリソミー→1:1492
  • 18トリソミー→1:3414
  • 13トリソミー→1:10769

でした。

全く異常がなくても、年齢で必然的に上がってしまいます。

血清マーカーをやるかどうか?

上記の検査結果から古賀先生は、

「この確率だけれども、おかしいなと思えば直ぐに分かる。異常は全くみられなかったから、安心していいですよ。血清マーカーは心配だったらやってもいいし、やらなくてもいいですよ」と言われました。

血清マーカーとセットを勧められると思っていたので、初期胎児ドックの結果からやらなくても良いよと言われて驚きました。

後から、旦那もてっきり勧めてくると思っていたので、やらなくてもいいと言う言葉に驚いたと言ってました。

古賀先生の紳士で誠実な人柄に、この先生の言う事は信頼できると思いました。

旦那は、「お金の心配はしなくていい、僕は初期胎児ドックの結果で納得しているから、君がやりたいならやってもいい。」と言い、

私は既に古賀先生の言葉を信頼しようとおもっていたので、血清マーカーをやって帰るか悩みましたが、旦那と相談して、やらない選択をして帰りました。

初期胎児ドックでよく見る項目

他にも色々と項目はありますが、先生が最も中心に説明してくださったのが下記の内容でした。

NT(首の後ろの浮腫み)

NTが少し厚くても、7割は成長と共に薄くなるので問題がなくなる事も多いそうです。

3mm以内が正常値で、我が子の場合は1.3mmと普通と比べて低いので、大丈夫だと言われました。

心臓の逆流弁

この頃の赤ちゃんは成長過程なので、心臓に少し隙間が空いていて、逆流している事もあるそうですが、成長と共に隙間がなくなり、正常になる事も多いそうです。

お腹の子は古賀先生が胎児の大きさから妊娠11週5日くらいだと言っていて、この週数でも心臓の部屋も4つあり、弁の逆流もなく、異常なく成長してくれたことに感謝しています。

鼻骨

21トリソミーの1番の典型的な症状が、鼻骨がしっかりあるかないかだそうです。

我が子はしっかり鼻骨があって問題ないと言われました。

旦那は横顔が第一子とソックリだと言ったので、また旦那そっくりの子かも?

転勤を控えて、確定出生前診断はギリギリだった

我が家は転勤を控えている関係で、絨毛染色体検査や羊水検査の確定の出生前診断を行うのはギリギリのタイミングになるので、どうしたものかと悩んでいました。

7月第1週の引っ越しが厳しいかもしれず、第2週になるかもという状態。

妊娠週数期から絨毛染色体検査は福岡にいる間にやらねばならず、そうなると2,3日しか余裕がない。

しかも、G20の期間は大阪に検査を送れないので、検査結果が届いても引っ越した後の状況でした。

絨毛染色体検査ができないとなると、羊水検査を受けることになりますが、引っ越した先で直ぐに予約を入れて受けなければならない状態で、本当にもうギリギリでした。

搬出後に直ぐに飛行機に乗って、福岡から関東に向かなければならないので、身体的にも精神的にも不安な状態の中、初期胎児ドックを受けました。

やっと一区切り付きました。

これからは身体を大事にして、無理せず赤ちゃんを守っていこうと思います。

日本の妊婦健診は遅れてる

新型出生前診断の拡大が見送られる

先日、新型出生前診断の拡大が見送られました。日本は先進国の中で最も遅れています。

新型出生前診断が認可されている施設では、35歳以下の人は受けられません。

そして、今回看護士さんと医師から言われたことは、若い人が見過ごされているケースが多くなってきていると言うこと。

現場の看護士さんと医師が説明時に言うのですから、現場の危機感を感じました。

患者がどういう思いで受けに来るのかを直接知り患者に寄り添う現場医師と、倫理的な面から患者の事を一切考えない否定的な日産婦。

私も初期胎児ドックで救われた1人なので、限られた範囲で懸命に患者に寄り添ってくれる現場医師に本当に感謝しています。

欧米との差

欧米では初期胎児ドックが妊婦検診に組み込まれているそうです。

特にイギリスは胎児研究が一番進んでいる国で、初期胎児ドックと血清マーカーを受けて、その結果から確定診断である絨毛染色体検査や羊水検査を行うそうです。

一方で、日本では自分から出生前診断を自費で行わなければならない状況。

血清マーカーは年齢が大きく関わってくるので、高齢出産では必然的に確率が上がります。

私はこの初期胎児ドックの診断結果だけで次に進もうと思っていました。

年齢に左右される血清マーカーより、胎児で判断する初期胎児ドックの方が信頼できると思ったからです。

妊婦健診に初期胎児ドックが組み込まれれば安心なのにと思いました。

確定診断は流産のリスクを伴いますから、もう少し出生前診断の敷居が低くなれば安心ですよね。

初期胎児ドックと中期・後期胎児ドック

初期胎児ドックは染色体異常を判断し、中期・後期胎児ドックは身体的異常などがないか判断します。

中期・後期胎児ドックも、もし胎児に身体的異常があれば、NICUがある病院で出産するという選択肢も出来ます。

引っ越し後、中期胎児ドックを受けられる場所を探して、旦那と相談の上で受けようかなと思っています。

ただ、やはり都心の胎児ドックの費用が1.5〜2倍する…。

如何に初期胎児ドックを受けた病院が良心的な価格だったか思い知らされました。

古賀先生に初期胎児ドックを診てもらって良かった!

中期胎児ドックも古賀先生に診てもらいたかったくらいです!

信頼できる誠実な先生に出逢えたっていうのがとても大きいです。

高いお金を払うなら、少しでも信頼できる所に気持ちよくお金を払いたい。

我が家はずっとこの方針なので、古賀先生の所で初期胎児ドックを受けてとても満足しました。

診察中の赤ちゃんの様子も見れましたし、古賀先生も丁寧に検査してくださいました。

診察中のUSBも有料で申し込みました。

引っ越し後、年齢的に総合病院に転院となれば、4Dは見れないかもしれない可能性もあったので、この時期に4Dが見れて良かったと思いました。

私は初期胎児ドックという選択をして本当に良かったです。

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この記事を書いた人

関東に庭付き一軒家を購入したのを機に、ガーデニングに挑戦し続けています。旦那をそそのかしては植物を購入し、試行錯誤しながら育て中♪転勤族の為、2〜3年周期で庭を放置しなくてはいけないのが悩みのタネ。たまに自宅に行くと、アレ?手入れしていた時より植えた宿根草が雑草並みに元気になってる…なぜだ…なぜなんだ!?

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