さいたま市では3月13日まで小中高と学校が休校することになりました。
家庭でどう学校の授業を補完すべきかまとめました。
先生方の対応が追いつかない状況で休校
急遽政府が決めた影響で、学校や先生方が休校の対応が厳しい状態だったのが垣間見えました。
休校中の宿題でプリントを配布されましたが、印刷が曲がって文字が切れていたり、明らかに学校の授業で使うプリントが含まれていたり…。
ちょっと確認すれば分かる事なので、相当急いで準備したんだろうなと言うのがわかります。
子供に聞くと、まだ習ってない部分があると言うので、3月に学ぶ事は家庭でやって欲しいという事なんだろうと推測しました。
3月の授業でやっている事
学校カリキュラムは2週間ほど余裕を見て組まれているようですが、クラスの状況によっては遅れていたりする場合があります。
大体遅れているパターンが多いと思います。
またこの3月は余裕を持たせている時間で、学年の復習をする場合もあり、学校で復習ができないとなると、勉強を全て学校任せにしている家庭は、上の学年になった時に困るパターンもあります。
実は遊んでいる場合ではない
SNSには子供が休校のお助けとして暇つぶしの内容が流れてきて、助かる!こういうの待ってた!と歓喜する親が多かったのですが、ちょっと待って…
この休校という時間、本来なら勉強しなければならない時間なんですよ…。
親がきちんと家庭学習を見れる家庭と、子供の勉強を全て学校任せにしている家庭とで、普段から差が開いているのに、子供を遊ばせていたら更に学力差が開く事になってしまいます。
宿題の内容を確認して、学習状況を把握する
休校のために配布された宿題プリントの内容を確認してください。
うちの子が配布されて宿題プリントを見ると、明らかに授業中で使うプリントや、授業でやっていない内容が含まれている事が分かりました。
我が家では親と一緒に進研ゼミのチャレンジタッチ3月号で復習しながら、プリントを進める事にしました。
あくまで親と一緒にです。
子供任せにしてしまうと、適当にスルーして覚えない可能性が高いので注意が必要です。
授業の空白ができると…
教科書がどこまで進んでいるかを把握して、習っていない部分を教える必要が出てきます。
大事な基礎部分に空白ができると、高学年になった時にその基礎部分がないと解けない問題が出てきて、低学年まで遡らないと理解できない状況に陥ります。
例えば、この時期の小学2年生ですと、算数なら分数、国語なら漢字や文章の書き方をきちんと覚えていないと、学年が上がった時の分数の掛け算や割り算ができません。
塾講師をしていた時に、高校受験をする中学生を見たことがあるのですが、中学の内容を殆ど理解していない理由が、小学生の分数や小数を理解していないからだと言う事が分かりました。
つまり、そこまで遡らないと理解する事が不可能になるんです。
復習の徹底も!
3学期は余った時間で、学年のまとめテストをして、子供が理解していない箇所を把握して、復習をしている場合があります。
普段のテストから、子供のできない部分を把握している親は、その場その場で復習させて覚えさせていると思います。
学校で復習ができないとなると、薄くても良いので市販の問題集を買って、学年の復習をすることをお勧めします。
できていない所は徹底的に覚えさせて、次の学年に備えましょう。
運動や図工などの他の授業はどうする?
国語や算数は家で勉強しやすいけれど、他の教科はどうしよう…と悩みます。
我が家の場合は、進研ゼミの考える力・プラス講座で、社会と理科をやっているのでさほど気にしていません。
問題は、図工・体育・音楽ですね…
体育
息子にはスイミングスクールとコスモスポーツクラブを習わせているのですが、休校ということになりました。
コスモスポーツクラブのイベントも中止になりました。
スイミングスクールは9月まで振替可能な期間を延長して対応し、コスモスポーツクラブは振替が決まったらお知らせするという対応です。
子供を家に引きこもりにさせると、運動や体力面が心配になります。
我が家の場合は、数年前に暑い中外で走るのは嫌だ、寒い中外で走るのは嫌だ、家で快適な環境で運動したいという理由から、ルームランナーを買いました。
また、ワンダーコアもあります。
こういう時、家でも運動できる環境があると良いですね。
1日2回、午前と午後で気分転換に走らせようと思います。
図工
小学3年生からプログラミング教育が始まります。
そこで家庭でのプログラミング教育をどうするか?を以前から夫婦で話し合ってきました。
結論はソフトとハードの両方を学ばないと意味がないと思っています。
プログラミング面に関しては私が、ハード面つまりロボット工作などの部分は、高校の電気科の元教師である私の父に任せることにしました。
最初はロボット工作のキットを買って、ジージと一緒に遊びながら組み立ててもらう予定です。
その後、Scratchの基礎を教えて、micro:bitでプログラミングしながらロボット工作のキットがあるので、遊び感覚で取り組んで行こうと思います。
生活(理科と社会)
生活の授業で習う理科と社会はどうするか?
小学2年生は理科と社会を生活という授業で取り組んでいます。
市販の問題集では取り扱っている出版社は少ないので、学校休校中はどうするか?という問題が発生しました。
取り敢えず、我が家は【ドラえもん科学ワールド】と【ドラえもん社会ワールド】を買い与えて、好きに読ませることにしました。
息子はドラえもんが大好きなので、ドラえもんの勉強系の書籍は自分から図書館で読んだり借りて来るくらい好きなんです。
小学2年にして、かなり知識が付いていると思います。
オススメの問題集
我が家が取り組んでいる問題集をまとめました。
Z会グレードアップ問題集
長期休みを利用して取り組ませている問題集です。
学校の授業をきちんとできる子には難なく解けるレベルです。
国語は漢字・言葉と、文章問題の2冊あり、算数は文章題と計算・図形の2冊あります。
くもんの小学ドリルシリーズ
文章題
うちの子はちゃんと読めば問題を解けるのに、よく読むのを面倒臭がって、数字だけ見て解くクセがあったので、よく読ませる事を目的として、くもんの小学ドリルを買いました。
声に出して読ませてから、問題に取り組ませています。
このレベルもきちんと読めばできる問題なので難しくありません。
文章の書き方
作文の基礎を覚えさせる為に買いました。
作文の基礎を覚えないことには後々の大きな痛手になるので、子供が簡単すぎて面倒くさいと言っても、しっかり取り組ませる事が大事です。
序盤は基礎的な部分から始まるので、かなり簡単です。
算数の壁をすらすら攻略!シリーズ
算数の壁をすらすら攻略!シリーズは算数の中でも特定の分野だけに特化した問題集で、苦手克服の為に使いました。
例えば小学2年生だったら、「時こくと時間」や「長さとかさ(たんい)」があり、うちの子は時間を使った文章問題が苦手だったので、「時こくと時間」を購入して、夏休みにを終わらせました。
「時こくと時間」が良かったので、「長さとかさ(たんい)」も購入しました。
算数の壁をすらすら攻略!シリーズの良いところは、少しずつ難しくなっていくので、本人が気付かない内に難しい問題も解けるようになっていることです。
苦手分野の克服は数をこなして慣れさせれば、苦手意識がなくなって解けるようになります。
学年の総復習のドリル
学年が上がる前に、総復習として取り組んでおきたい市販のドリルをまとめています。
総まとめなので、薄くて良いんです。
ただし、理解していない問題があった場合は、親子で取り組む必要があります。
まとめ
新コロナウイルスがいつ終息するのか分かりません。
場合によっては休校が延期される可能性もあり、今後どうなるのか見通しが立ちません。
家庭で出来ることは、学校再開に向けてしっかり子供に勉強させることだと思います。
学校が始まっても、子供がスムーズに学校生活に入れるように、生活リズムも崩さない方が良いでしょう…中々難しいですが(^_^;)