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家族3人で乗り越えた稽留流産

4月から不妊治療をして、やっと授かったと思いきや、稽留流産してしまった話です。

当時、経験者のブログを読み漁り、参考になったこと、精神的に支えになったこともあり、私もブログに載せることで誰かの役に立つのならと記載することにしました。
※その当時に書き留めた物を、後に修正しているので、文章が多少おかしいところもあると思います(^_^;)

内容はかなりヘビーですので、読みたくない方はそっと閉じてください。

目次

妊娠8週目で心拍が聞こえず

妊娠7週目、赤ちゃんの心拍を聞いて、ひとまず安心して、次の週で母子手帳をもらう予定でした。
その翌週末、妊娠8週目で心拍が聞こえないと先生から聞き、呆然としました。

赤ちゃんの成長も止まっているから、一応来週にもう一度見てるけれど、期待はしないほうが良いと言われました。

もう血の気が引くとはこの事で、先生や看護士さんから言われた事が、スルスルと耳から通り抜ける…。

一人目がなんのトラブルもなく出産まで至った事もあり、漠然と今回も大丈夫という妙な安心感があったのですが現実は違いました…。

この時期の流産は胎児による染色体異常が殆どなので、仕方ないと言われつつも、やっぱりショック。

旦那に病院でメッセを送り、返事がないまま家までフラフラして帰えりました…。

自宅一人で帰ってきて、もう本当に一人で辛かったです。時期に子供を迎えに行って、念の為貰った痛み止めを見られた時に、

子供「今日、病院行ったんでしょ?赤ちゃんの大きさどうだった?写真見せて!」

と楽しみにしていたのを見てまた泣きそうに…。
子供をギュッギュして、

私「赤ちゃん、天国に行っちゃったの…。残念だけど、お腹の中にはもういない…。
パパとママ、また赤ちゃん出来るように頑張るから、赤ちゃん出来たらまた可愛がってくれる?」

子供「…うん。」

その後お互いに抱き合って、泣いちゃって、そのまま寝ちゃいました。

旦那は仕事でその夜は帰ってきたのですが、連休は人間ドックで家に居なかったので、子供が側に居てくれて本当に救われました。

旦那には誕生日前なのに、悲しい思いをさせてしまい本当に申し訳ないと思いました。

体調も崩し気味になったので、ケーキも焼いてあげられず…。

子供と約束した事で、赤ちゃんを失った事は乗り越えられたのですが、今度は手術か自然排出かで悩みました。しかも怖い。

もう検索魔です。

それぞれどういう状態になるのか、ブログなどを読み漁りました。

掻爬手術か自然排出かの選択

日本では掻爬手術が多く、自然排出も医者によってはありのようです。

ただ、それぞれメリットデメリットがあります。

掻爬手術は子宮を傷付ける可能性があること。
※ただし傷付けても回復する。
私なんか帝王切開で子宮切ってるし…。

自然排出で待つのもありですが、感染症のリスクと、出血多量と激痛で救急車に運ばれた人もいるようです。

私は最初のお産が帝王切開なので、耐えられる自信がない…。

また不完全流産と完全流産があり、不完全流産はその後手術が必要になることもあります。

私の場合ですが、実は帝王切開の時に出血多量とカルテに書かれていたのを見ていたのと、妊娠初期から動悸息切れ酸欠の症状があって、貧血気味?でした。

流産と分かってからも酸欠と立ちくらみが酷くて、寝込んでいる状態でした。

自然排出した時、確実に大量出血して気を失いそうなパターン…。

普通は、生理のように少しずつきて、大量出血するみたいなのですが、

私の場合、普段の生理が生理初日から普通の日より多く、2日目に重くなるパターンです。下手すれば1日目から重かったりします。

どう見ても、突然大出血コースに違いない…。

と言うことで、ほぼ手術に傾いていたチキンです。

医者が側にいたほうが安心ということもあり、何より次の妊娠を考えるなら、自分の命を守る為に手術しようと思いました。

掻爬手術の麻酔の話

しかし、また帝王切開のように全身麻酔。

部分麻酔で子供を取り上げられる時のお腹からグッと取り出された感触も辛くて微妙でしたが、赤ちゃん見せられて直ぐに、全身麻酔されてフッと記憶がなくなったあの瞬間もかなり微妙でした。。

目が覚めたとき、一瞬の出来事が4時間以上過ぎていた、あの妙な感覚…。

麻酔が切れた後、傷口の痛さがあまりにも辛かった…。前日ギックリ腰した影響もありますけど。

これと同じような事をまたするのか…。

その後、静脈麻酔と聞き、帝王切開時の全身麻酔と違うことを知る…。

全身麻酔は脳も眠ってしまうようで、起きたら一瞬という体験でしたが、

静脈麻酔は、脳が覚醒している状態で寝るので、幻覚や悪夢、臨死体験みたいな事を体験するようです。はぁ…嫌だなぁ。

これは嫌すぎる…

コロッと深く寝たい。

しかも寝るだけなので、痛いと起きるという噂(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

あー心配になってきた。

日帰り手術もあるようですが、私は1泊した方が良さげです。

なんせ、帝王切開で30分後に目覚める予定が、4時間後に目覚めた人間なので…麻酔が効きすぎるんですよね。

その後→日帰り手術になりました💦

あっという間に終わってると良いな……

病院で手術と伝えて覚悟を決めた

今通っている女医さんに手術か自然排出かを相談した際、次の妊娠の為と自分の命を守る選択を考えた時に、手術の方が良いんじゃないかと伝えたところ、婦人科なのに分娩を行っていないこの病院での手術が可能なことを聞いて、ちょっと安心しました。

もし転院だったら、他の病院行って、また診察して予定を決めて…となって、ズルズル延びてしまう事、いつ自然排出するか分からないこと、また気持ち的にも不安なまま過ごすのも…と思っていたので…。

女医さんも最初にどうするか聞いてくれた上で、正に私が不安に思っている事をスバリ突いてきて、自然排出で不安なまま過ごすのは精神的にも良くないからと、手術を勧めてくれました。

不安なまま病院にきたのですが、これで覚悟が決まって気持ちがスッとした感じです。

手術後は様子を見ながらだけど、2回生理を見送った後、妊活して良いと言われました。

また、今後の事も少しお話したのですが、来年4月か7月に転勤するかもしれなくて、妊娠初期に今住んでいる所から自宅まで7時間以上の移動になるので直ぐに子供を作る事に迷っている事、でも年齢的に早く欲しいと言うことを伝えたら、

「新幹線だろうと飛行機だろうと大丈夫よ」

と言われました。

確かに第一子の妊娠超初期に、妊娠していると知らずに関東から関西まで飛行機、しかもかなり揺れる格安に乗って平気でした。

ダメな時はダメだし、大丈夫な時は大丈夫だと言うことかなと思いました。

でも、一度繋留流産すると、凄く不安になります。

やっとまた妊娠出来たのに、長時間移動する事に不安が…

心拍確認後の流産なので、心拍確認後もきっと不安でしょうがないと思う。

なんならもう一週間ごとに診察受けないと不安で仕方ない💦

流産した時に、他の子供を見た時の心境

良く流産した後に赤ちゃんとか見たら、ネガティヴになったり、何で自分だけとか恨んだりする人も居るようですが、私の場合は恨んだりする気持ちはありませんでした。

むしろ、私も次こそはと思う気持ちの方がずっと大きかったと思います。

多分、それは私に既に第一子がいて、気持ちの余裕があって、1人目に救われたからだと思います。

もし、1人目が居なかったら、また違ったかもしれない。

心の支えってずっとずっと強くて、旦那と子供のW支えで乗り越えられたんだなと思いました。

手術が決まり、もう既に次の事を考えている私って、今回亡くなったお腹の子に失礼だと思う人もいるかもしれない。

でも、また次こそは産んであげようと言う気持ちがあるからこそ、次を考えられる訳です。

年齢的にもタイムリミットは近付いています。

だったら、残された時間をどう有効利用するか考えるしかありません。

だって、タイムリミットまで全力で頑張るのと、諦めて後で後悔するのとじゃ、後々まで自分の人生にしこりを残します。

乗り越えて、やっと出会えて努力が実る時もあります。

流産する前に、2度流産して不育症が判明し1日2回自己注射をして出産した人をFacebookで見ていて、それを流産後にもう一度見ました。

次こそは自分もと言う気持ちと、この人が赤ちゃんできるまでどれくらい辛い思いと努力したんだろうと考えた時、諦めない気持ちを強く持たないと欲しい物は決して手に入らないと悟りました。

そう思った時、自分案外強いんだなと思いました。

子供の最後の幼稚園の運動会の為に…

実は10/14に運動会がありました。

本当は12日に手術の予定をしていたのですが、運動会の為に早く手術をしたかったのと、旦那が休めるのが11日だったので、手術を前倒ししてもらいました。

我儘聞いてくださった女医さんに感謝です。

また、手術後の腹痛のピークが2-3日後に来ると言うことで、痛み止めをもらったのですが、痛みのピークが運動会に差し掛かると言うこともあって悩みました。

運動会当日は車禁止ですし、身体を休める場所がない。

しかも、足の踝付近を骨折しているバーバもいて、長距離歩いて行くのは厳しい…。

そこで幼稚園の担任の先生に事情を話して相談しました。

そうしたら、車の許可が得られました(T ^ T)

園長のご配慮だそうです。

しかも、運動会が来週になって延期になっても、車で来て良い事になりました。

担任の先生には、「私は来週に延期になった場合は、多分身体は大丈夫だと思います。母も歩けないことはないので…」と言ったら、「変に歩いて片方の足も怪我したら大変ですから」と車の許可が得られました。

幼稚園のご配慮にも本当に感謝です。

まとめ

一番辛かったのは一人でいる時でした。
旦那は出張で忙しい時期だったので、稽留流産発覚前後は余り家に居ない状態だったので、子どもが幼稚園から帰ってきたら、もうずっとギュッギュと抱きしめる状態。

子どもが居なかったら本当に辛かったです。

稽留流産の手術日は旦那が無理して仕事を休んで付き添ってくれました。
やはり一人は辛いです。

もし奥さんが流産したら、何も言わなくて良いのでできるだけ側に居てあげてください。

皆さん言わないだけで、稽留流産をした人は周りに結構多かったです。
それくらい当たり前に起きることです。
誰がなっても不思議じゃない。

妊娠して出産まで無事に命を産めるということは本当に奇跡だと痛感しました。

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この記事を書いた人

関東に庭付き一軒家を購入したのを機に、ガーデニングに挑戦し続けています。旦那をそそのかしては植物を購入し、試行錯誤しながら育て中♪転勤族の為、2〜3年周期で庭を放置しなくてはいけないのが悩みのタネ。たまに自宅に行くと、アレ?手入れしていた時より植えた宿根草が雑草並みに元気になってる…なぜだ…なぜなんだ!?

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