我が子に英語を習わせる過程で、転勤を機に都心と地方の意識差を実感したことをまとめています。
※あくまで私が個人的に感じた事なので、全ての地方に当てはまる訳ではないと思うので、その辺はご了承ください。
幼稚園の時から英語を習わせる必要性の意識差
我が子は2歳から英語を始め、英語教室に通ったのが3歳の幼稚園年長の時です。
幼稚園の時間内で英語が学べるというのに飛びつき、我が子のくじ運のなさからキャンセル待ち1番。
キャンセルが出たので、運良く滑り込むことができました。
そこまで激戦になるとは思わなかったのですが、子供に幼稚園から英語を習わせたいという親が多いことを痛感させられました。
転勤が決まり、引っ越した先でも英語が学べる幼稚園を最低限の条件に探しました。
ところが、通える範囲で英語をカリキュラムに取り入れているのは1校のみ。
幼稚園のホームページでは英語がカリキュラムに入っているのか分からない為、近所の通える距離の幼稚園全てに電話して確認しました。
年少時に通った幼稚園が最悪だった事もあり、入園にはかなり慎重になっていましたが、その1校しかないならと見学に行き、幼稚園の雰囲気から即転入を決めました。
地方の幼稚園の英語教室は超少人数
転入が決まった幼稚園では、カリキュラムの中に英語が入っていて、更に有料の課外授業もあったので申し込みました。※月額5200円
いざ英語教室を見てみたら、英語教室の人数は最初5人という超少人数!
引っ越す前は20人が定員で、かなりの争奪戦になっていたので拍子抜け。
ここまで親の英語意識差が違うのかと思ったほどです。
その幼稚園の先生を引退したおばあちゃん先生で、我が家的には超少人数は先生の目が行き届く範囲で、面倒もよく見てくれるのでラッキーでした。
何より前の幼稚園では英語教室の授業参観もなく、どういう事をやっているのか全く分からない状態で、身に付いているのか?通わせている意味はあるのか?と不満でしたが、
転入先の幼稚園では、英語カリキュラムの成果として夏の発表会などで英語の歌を披露したり、課外授業の英語教室の授業参観もあり、お迎えの時に早めに行って覗いたりできたので、親が子供が習っている内容と成果が分かり、通わせて良かったと思いました。
福岡市は海外からの旅行者も多く、海外交流を積極的に行ってはいるが…
福岡市は外国人を多く受け入れている都市なので、英語の必要性が高いとは思うのですが、その必要性が子供を持つ親世代まで届いていないのが現状です。
折角外国人を多く受け入れているのに、これは勿体無いなと思いました。
親の英語に対する意識が低いと子供の教育にも影響を及ぼしますね…
親が最初から子供の可能性を潰している
小学生に入って幼稚園の英語教室も卒業しましたが、現在はオンライン英会話で補っています。
たまに小学校の校門でチラシを配る塾がありますよね?
その中でBenesseが運営する英語塾のチラシを配っている時に、チラシを受け取った子供が言った一言が痛烈でした。
「英語やりたいと言っても、どうせお母さんに英語なんか必要ないって言われるんだよなー」
子供が英語に興味を持っていてやる気があるのに、親に鼻からそう言われるだろうという事を悟っているくらい、親の英語意識が低いなんて、子供がかわいそうだなと思いました。
もう子供にそう思わせている時点で、子供の可能性を親が潰してしまっているんですよね…。
地方では運動系にお金をかける割合が大きい
都心では勉強系にお金をかける割合が多いなと感じていましたが、地方では運動系にお金をかける割合が多いなと思ったのも事実です。
都心は、どうしても勉強の競争率が激しいのと、親が勉強系に通わせたいと思うのに対して、
地方では子供のやりたい運動系を習わせる傾向が強いと思いました。
我が子のクラスのお友達でも、ダンスとスイミングスクールを習う女の子や、サッカーとスイミングスクールに通う男の子が多いです。
うちの子もスイミングスクールと体操教室と2つ掛け持ちですが、これ以上は勉強に支障が出るので運動系の習い事は出来ないと感じています💧
スイミングスクールを週2-3回、体操教室を週1にすると、残り3日しか勉強できなくなります。
※毎日の宿題もあるため、自宅学習時間が足りなくなります。
小学校の懇親会で、夏休みの宿題について質問した人がいたのですが、
「子供は字をかけるようになったばかりで、毎日一行日記かけるかどうか分からないんですが…」
小学校前には字の読み書きはできるのが普通という認識だったので、ちょっとビックリしました。
確かに運動系の幼稚園だと、幼稚園で全く字を習わない可能性もありますが、親の教育意識が高いと、さすがに家でやるだろうと思っていたので…。
親の子供への教育意識が低くて、子供の教育を学校頼りにしてしまうと字すら家でやらないのか…と思ってしまいました。
うちの子は進研ゼミの小学講座の有料オプション【考える力・プラス講座】で、もう自分で考えた事を文章にするという練習をしています。
教育格差が問題になっていますが、学校教育が始まる以前に、親の教育意識の格差によって既に教育格差が出てしまっているんじゃないか?と思いました。