9月12日に小学1年生と一緒に体験学習する授業で虫を捕まえてきました。
虫が苦手な我が子ですが、コオロギを捕まえてきたので、お世話する事になりました。
小さな命は、子供にとって大きな存在となりました。
捕まえてきた虫を逃す選択
実は1学期の終わり頃に関東に引っ越した為、福岡と同じ内容の授業がありました。
福岡では体験学習として、プールにいたヤゴを捕まえてきたのですが、これがまた餌に困って、近所の川に逃しました。
この事については、以下の記事にまとめています。
https://baby.eternal-tears.com/primary-school/ps2/20190607-5973
子供にヤゴは何を食べるの?と聞いても、よく分からない…という。
子供「学校ではイトミミズ?を先生があげていたよ」
ネットでも調べてみたものの、ちょっと今直ぐには手に入らないという餌💧
餌やりに困る虫を持ち帰らせて世話をするよう言われても、命に対してあまりにも無責任では?という記事を書きました。
捕まえてきたと言うことは、最後まで面倒を見られるか?面倒を見られないなら逃すか?を子供に伝えました。
ヤゴは肉食で、かなり餌やりに困る虫です。
直ぐには餌が手に入らないという事から、福岡にいた時は子供自身が逃すという選択をしました。
最後まで面倒を見る選択
埼玉に引っ越してきて、再び同じ虫を捕まえる授業があり、今度は近所の貯水池で小学校1年生と一緒に虫を捕まえる授業がありました。
授業参観では、貯水池にはどんな虫いて、子供たちが発表した虫の特徴や食べる物などを纏めていました。
子供が家で育てる事になっても、捕まえてきた虫が何を食べるのかを学習していたので、子供が育てられる配慮がされていました。
この点が福岡と違うなと思いました。
虫を捕まえたら、きちんと責任持ってお世話をすることができる教育をしてくれたことは大変ありがたいと思いました。
そして、授業で書いたと思われる小学1年生へのメッセージに、「僕は虫が苦手だけど、一生懸命捕まえるね」と書いてあって、子供の頑張ろうという想いが伝わってきて、うれしかったです。
片足がないコオロギ
虫が苦手なうちの子は、軍手で辛うじてコオロギを捕まえてきました😅
直ぐに元いた場所に逃す予定だったのですが、捕まえて家に来た時には既に片方の足が取れていました。
子供には、
片方取れた足で自然界で生きていくには厳しいから、自分で毎日餌をあげて、最後まで責任を持って面倒を見るか。
やっぱり自然界で生きた方がコオロギにとっては幸せかもしれないから逃すか。
選択肢を与えました。
これは本当に親として何が正解かも分からない事も伝えました。
足が取れたコオロギにとって、カゴの中で餌に不自由する事なく一生を過ごすのが幸せなのか、
それとも、自然界に戻ってもしかしたら足が痛手となって何かの餌にされてしまっても、自由に生きられる方が幸せなのか。
ちゃんと子供にその事も伝えました。
コオロギを捕まえてきて、その命に責任を持ってお世話する事ができるのか?を子供に考えさせる事にしました。
最後まで面倒を見るという子供の意思を尊重して
選択肢を与えた結果、最後まで面倒見ると言うので、毎日餌をあげてお世話をしていました。
良く鳴くコオロギに家族で癒される毎日でした。
私もその鳴き声に癒されて、胎教に良いなぁと思っていました。
しかし、10/11の朝にコオロギが亡くなっていました。
捕まえてきて1ヶ月です。
コオロギは成虫になったら、大体1ヶ月半くらい生きるそうです。
寿命だったのでしょう。
子供は悲しくて泣いてしまいました。
毎日餌をあげて、きれいな鳴き声を聴かせてくれたので、この1ヶ月で小さなコオロギの命は、子供にとって大きな存在になっていたようです。
小さな命も生きているという事、そして大切にするという気持ちを大事にして欲しいなと思いました。
子供に大切な事を教えてくれたコオロギには感謝です。
学校から帰ってきたら、一緒に土に返してあげようねと言いました。
現在庭の整備中なので、埋めてあげる所に困りましたが、バラの根元に埋めてあげました。
埋めた時にまた泣いてしまいましたが、子供に優しい気持ちが芽生えていることに感謝して、命の尊さを学んで優しい心の持ち主になって欲しいと思いました。
まとめ
毎日綺麗な鳴き声を聞かせてくれたコオロギがいなくなった我が家がとても静かになりました。
何かが物足りないんですよね。
家族の一員になっていたんだなと思い知らされました。
大人になってから虫とは縁遠くなっていましたが、子供を通して子供の頃に学んだ大事な事を思い出しました。
子供にはコオロギを飼って学んだ事や気持ちをいつまでも覚えていて欲しいと思いました。